MVPジャッジの本塁打記録に疑惑の目…ヤンキース戦では“飛ぶボール”使用かと米国で報道
そのジャッジとシーズン最後までMVP争いを繰り広げたエンゼルス・大谷翔平(28)は今季の公認球について「去年よりは飛ばない印象はある」と話したことがあった。実際、完璧に捉えた当たりが外野フェンス手前で失速したり、捕球されるシーンも目立ち、昨季46本だった本塁打数は34本にとどまった。ジャッジに大きく引き離されたが、飛距離が出ないボールでも結果は残した。
今季、大谷が放った本塁打の打球速度の最速は6月25日のマリナーズ戦(エンゼルスタジアム)で16号ソロを放った際の189.9キロ。これはパイレーツ・クルーズの197キロ、ヤンキース・スタントンの192.8キロに次いでメジャー3位だった。最長飛距離こそ141メートルでメジャー19位だったものの、打球の鋭さはトップレベルであることを証明した。
大リーグ公式サイトが発表した今季の「ハードヒットホームラン15」では、マ軍戦での16号がスタントンに次ぐ2位にランクイン。タイトル争いに加え、こちらもヤンキース勢の後塵を拝したが、パフォーマンスはライバルに引けを取らなかった。