高校駅伝ランナーの進学先に異変あり…箱根優勝より大学のブランド力重視の堅実志向へ
「1年早く目標を達成したのは、18年末、中大OBで09年世界陸上5000メートル代表の上野裕一郎氏(37)が監督に就任したことと、高校時代に全国駅伝に出場した国安(広人.1年)、林(虎大朗.2年)、中山(凜斗.3年)らの加入も大きい。箱根優勝12回のかつての名門・日大の低迷は、高校生ランナーのブランド志向もあるでしょう。箱根を走っても陸上は大学までと決めている選手も多い。どこの大学を卒業したかは就職に影響する。当然、親の考えもありますよ」(前出の関係者)
かつて大学駅伝3冠を取った早大は駅伝によるスポーツ推薦枠が毎年3人程度と少ないのが難点。明大や立大が箱根で頂点に立つ日は案外すぐにやってくるかもしれない。