侍J栗山監督が悶々とする「巨人坂本の招集」と「外野構想」…人材難で背に腹は代えられない?
左打者が過多に
外野も不安材料を抱えている。
この日、栗山監督がヌートバーの招集を明言したことで、外野は左翼・吉田正尚(29=レッドソックス)、中堅・ヌートバー、右翼・鈴木誠也(28=カブス)のメジャートリオで臨む公算が大きくなった。
「オランダ系米国人の父と日本人の母を持つヌートバーは、思い切りのよい打撃と明るい性格がウリで、外野守備も悪くないようです。しかし、ヌートバーらメジャー選手はMLBとの交渉次第ではWBC管轄となる3月6日の阪神戦(強化試合)まで出られない可能性がある。いくら日本人の血を引いているとはいえ、誰一人として顔見知りの選手もいない。不慣れな環境の中で、プレッシャーをかけていいものか。疑問は残ります」(球界OB)
この3人以外で代表入りが発表されている外野手は近藤健介(29=ソフトバンク)のみ。周東佑京(26=同)はすでに内定報道が出ているが、「スタメン候補には大谷翔平(28=エンゼルス)、村上宗隆(22=ヤクルト)を筆頭に左打者が多い。柳田悠岐(34=ソフトバンク)が辞退するとの一部報道が出ていますが、外野は近本光司(28=阪神)、西川龍馬(28=広島)と好選手は左打者ばかり。右打者を呼びたいとなれば、必然的に塩見泰隆(29=ヤクルト)くらいしか、めぼしい人材がいないのが実情です」(同)
30人の正式発表は1月下旬予定。前出の坂本を含め、どんな名前が入るか。