阪神キャンプ初日のMVPは岡田彰布監督! 優勝の隠語「アレ」を9度連呼し話題をかっさらう

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 15年ぶりの現場復帰となった岡田彰布監督(65)が、キャンプ初日のブルペンで相好を崩した。投手の一軍メンバー20人のうち15人が投球練習。32歳のエース格・西勇輝が一番乗りで60球を投げるなど活況を呈す中、「すごかった」と指揮官の目を丸くさせたのが、7年目24歳の右腕・才木浩人だった。

■右腕・才木浩人が好投も

 2020年11月に受けた右肘の靱帯再建手術から復帰して、昨年は9試合に登板。今季、完全復活を目指す右腕が初日から150キロを超える速球を投げ込む姿に、「才木が目についた。すごくよかった。初日から飛ばす必要はないんだけど、手術のあともいい感じでいってるんでしょう」と自然と声を弾ませた。

■「アレ」を9度も連呼

 選手に“飛ばす必要はない”と言いながら、岡田監督自身も08年以来の阪神キャンプに、かかり気味だ。練習前の歓迎セレモニーで挨拶に立つと、「シーズンでアレを勝ち取り、秋にはアレの喜びをみなさんと分かち合いたい」などと優勝の隠語となる「アレ」を9度も連呼。その後はブルペン、メイン球場と精力的に動き回り、練習後は関西のニュース番組に生出演。インタビュアーに「この2年間で一番実績のある投手が開幕を務めればいい」と、早くも2年連続最多勝の青柳晃洋(29)を開幕投手に指名するリップサービスである。

 結局、阪神キャンプ初日の話題は、岡田監督がかっさらっていった。

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