大谷攻略へ“2000勝監督”2人の手練手管 レンジャーズ、アストロズはエンゼルスの強力ライバル

公開日: 更新日:

 ジ軍時代の10年にはシーズン終盤やポストシーズンなどの勝負どころであろうと調子が悪いと判断すれば、当時エースだったサイ・ヤング賞右腕リンスカムや通算292本塁打の主砲バレルであっても容赦なく中継ぎ降格やベンチ待機を命じて勝利への執念を見せてきた。

 一見、非情とも思える起用法にも「チーム一丸」の方針を浸透させていたため、選手の間から不平不満が漏れることはなかったという。

■アストロズも強力ライバルに

 通算2000勝の指揮官といえば昨季、史上最高齢の73歳でワールドシリーズを制覇したアストロズのダスティ・ベーカー監督(2110勝=6日現在)の存在も無視できない。

 WBCで右手親指を骨折し、開幕から負傷者リスト入りしている主砲アルトゥーベの不在もあって地区3位と出遅れているものの、過去5年はすべてリーグ優勝決定シリーズに進出。うち3回はワールドシリーズに駒を進めたようにメジャーでいま、最も地力のあるチームだ。


 ボウチー監督同様、昔かたぎのベーカー監督は選手のハートを掴んでスター選手を束ねるのにたけている。ア軍が本来の力を発揮すれば、レ軍とともに強力なライバルになる。

 エ軍は今季、それぞれ13試合ずつ組まれている。大谷もエ軍も2人のオールドスクール指揮官に苦しめられるかもしれない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末