中日・ブライト健太の伸びしろは? 立浪ドラフトの申し子に注がれる愛情と期待
打った本人より、立浪監督(53)の方がうれしかったかもしれない。
■2安打3打点の活躍
5月31日のソフトバンク戦。中日のブライト健太(24)が2安打3打点の活躍でチームの勝利に貢献した。
群馬・上武大から2021年ドラフト1位で入団した大型外野手。その年のドラフトは、前任の与田剛監督が出席したが、その時点ですでに後任監督就任が内定していた立浪監督の意向も加味されているという。ドラフト直前に出演したテレビ番組で、最も注目するドラフト候補にこのブライトを挙げていた。
ある関東担当スカウトによれば、「身体能力の高さは秀でたものがあったが、大学3年時は下位指名クラスだった」と明かす。
一気に株を上げたのが4年時の6月に行われた全日本大学野球選手権。全4試合で2本塁打を含む13打数8安打5打点の大当たりで、就任したばかりの立浪監督が1位で一本釣りした。
立浪監督は自ら選手を視察するなど、ドラフトにはめっぽう、力を入れているという。中でも上位指名は立浪監督の肝いりともっぱらだ。
ブライトの本格化はまだ先かもしれないが、指揮官の期待は人一倍大きい。