(14)あっ ヘッドの上に神様が
菱川は、目に涙をたたえている。
その涙を見た時、慎吾の中の恨みが氷解していくのが分かった。もう過去のことだ。忘れよう。今は、菱川のイップスを治療してやることだ。
「わかりました。やりましょう」
慎吾は言った。
「頼むよ」
社長は笑みを浮かべた…
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