出場か否かは大谷翔平に委ねるくせに…本拠地での復帰をもくろむエンゼルスの思惑

公開日: 更新日:

エ軍での大谷は今季で見納め?

 昨季まで8年連続でPS進出を逃しているが、それでもレギュラーシーズン終盤の観客動員数は落ちない傾向にある。特に大谷が史上初の投打の規定数に到達した昨季は客足が途絶えなかった。前半戦に球団ワーストの14連敗を喫し、監督が途中交代しながら、本拠地での最後の6試合(アスレチックス、レンジャーズ)のうち、3試合で昨季の1試合平均の観客動員数を上回った。チームの勝敗を度外視してでも、最後まで投打とも高いパフォーマンスを発揮した二刀流目当てにエンゼルスタジアムに足を運ぶファンが少なくなかったからだ。

 今オフの大谷はFA移籍が有力視される。エ軍での最後になるかもしれない大谷の打撃を見ようと、多くの地元ファンが球場に押し寄せるのは必至。球団は大谷人気を当て込んでひと儲けしようと企んでいるということか。

 試合に出る出ないは最終的に本人が決めている。いつまでも試合に出ない、負傷者リストに入らないではロースターの無駄遣い。にもかかわらず、エ軍がそんな大谷を“バックアップ”しているのはそれなりの事情があるのだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  2. 2

    「救世主にはなり得ない」というシビアな見方…ピーク過ぎて速球150キロ超には歯が立たず

  3. 3

    大谷翔平は来季副収入100億円ガッポリ、ド軍もホクホク! 悲願の世界一で証明した圧倒的経済効果

  4. 4

    橋本環奈のパワハラ疑惑のこと? 嵐・二宮和也の正月番組のワンシーンが視聴者の間で物議

  5. 5

    パワハラ疑惑の橋本環奈はやはり超多忙?マネジャーが6年前「あなたに想像出来ないほど環奈は忙しい」とファンに伝えていた

  1. 6

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 7

    闇バイトの応募者たちは一体何者なのか?若者に自重呼びかけるTV報道番組の「盲点」

  3. 8

    がんの4割がアルコール消費と関係? 米国がん協会の新たな研究結果に騒然

  4. 9

    日本一DeNAが「巨人に惨敗」の屈辱晴らす大補強!売上270億円超で原資に不安なし

  5. 10

    農相・法相の後任人事でも石破カラー封印…「党内融和」優先に世論ますますがっかり