イスラエルvsハマスの衝突が24年パリ五輪に“飛び火”か…ミュンヘン五輪では選手団11人殺害の悲劇も
果たしてどこまで効果があるのか。国連安全保障理事会は15日午後(日本時間16日午前)、イスラエルとイスラム組織ハマスの衝突に関する緊急会合を開き、双方に戦闘の「人道的休止」を求める決議案を賛成多数で採択。15理事国のうち日仏中など12カ国が賛成し、米英ロの3カ国が棄権した。
10月7日に始まった衝突以降、安保理が決議を採択したのは初めて。決議は全ての人質の即時解放に加え、人道危機が深刻化するパレスチナ自治区ガザに支援が行き渡るよう「十分な日数」の戦闘休止を要請した。
ただ、イスラエルはこの決議に反発していて、エルダン国連大使は、自身のX(旧ツイッター)で「この決定はなんの意味も持たない」と投稿。イスラエル軍は15日も地上侵攻を続け、ガザ最大の医療機関シファ病院に突入。ハマスが使用していた武器や作戦指令センターを発見したと主張した。
■強まるイスラエルに対する国際法違反の声
医師や患者、乳児などもいるシファ病院に突入したイスラエル軍をめぐっては、周辺国や国際機関から非難が続出。