著者のコラム一覧
ラサール石井タレント

1955年、大阪市出身。本名・石井章雄(いしい・あきお)。鹿児島ラ・サール高校から早大に進学。在学中に劇団テアトル・エコー養成所で一期下だった渡辺正行、小宮孝泰と共にコント赤信号を結成し、数多くのバラエティー番組に出演。またアニメの声優や舞台・演劇活動にも力を入れ、俳優としての出演に留まらず、脚本・演出も数多く手がけている。石井光三オフィス所属。

タモリさんの予言した流行語 「新しい戦前」を「戦中」にしてはいけない

公開日: 更新日:

 今年も流行語大賞のノミネートが発表された。

 並み居る流行語の中に、ひっそりとたたずむ「新しい戦前」を見つけた。ご存じタモリさんが徹子の部屋で発した言葉、去年の暮れに「来年はどんな年になるかしら」と問われた答え。はやっては廃れる流行語の仲間に加えるにはもったいない、今の時代を映した普遍の表現だ。

 あれから1年、まさにタモリさんの予言通り、時代はますます「新しい戦前」の様相を呈している。ウクライナ、そしてガザでは市民を巻き込む悲惨な戦闘が行われ、日本の政治家は、次は台湾有事で血を流す覚悟をしろと訴える。

 マイナンバーカードにはあらゆるものが紐付けされる。それは戦前に医療や建設など特定の労働者を把握する目的の「職業能力申告手帳」が作られ、戦争に備えて必要な人材を必要な時に連れて行ける「国民徴用令」が施行され、さらに拡大して「国民労務手帳」となったのに酷似している。「徴兵制」につながる流れだ。

 東京新聞に今年93歳で、毎月3日に国会前に立ち続けるノンフィクション作家、澤地久枝さんの記事が出た。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動