もっとも、甲斐は捕手としては高く評価されているものの、ここ2年、打撃面はサッパリ。21年は打率.227、リーグ最多の142三振を喫しながら、出塁率は.305だった。それが昨季と今季は打率.180、.202で、出塁率も.275と.269。これが年俸アップの足かせになっているとの向きもある。
が、ソフトバンクは甲斐に続く正捕手候補が育っておらず、昨オフに獲得した前DeNAの嶺井は甲斐より年上の32歳。まだまだ甲斐の力は必要だ。少なくとも長期契約は保証されているとしても、金額面の溝を埋めるのは容易ではないかもしれない。