早打ちの大谷に「1番打者」が務まるの? 不向きなうえに「伴わない結果」データが裏付け

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 1番打者は相手投手に球数を投げさせるのも重要な役割といわれる。後に続く打者たちに球筋や球のキレ、その日の調子などを把握してもらうためだ。

 しかし、大谷は早打ちだ。少年時代から投手がカウントを取りに来る甘い球を積極的にスイングしてきた。ドジャースに加入した今季は、ロバーツ監督から再三、ボールを選ぶよう指摘されているものの、若いカウントから打ちにいくスタンスはほとんど変わらない。

 ここまで19本塁打のうち、最多は初球を叩いた5本。19本中、9本は2球目までに仕留めたものだ。

 2018年のMVPのベッツは、ドジャースにとって不動の1番打者で、なおかつ今季から遊撃を守るチームリーダーでもある。連日のように早出の特守で汗を流し、そんな姿を見ているからこそナインもついていく。

 代わりに1番を打つことになる大谷は21、23年のMVPだし、ベッツに代わるリーダーとしての役割も期待されている。

「みんなでカバーしていくしかない」

 大谷はベッツと山本の負傷者リスト入りについてこう言ったが、適性が疑問視されることに加え、新たなチームリーダーとしての期待もかかるのだから、1番という打順は大きな負担になりそうだ。

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