【逃げる巨人 セV争い舞台裏】投手ウハウハ、野手は厳冬? 年俸査定も「投高打低」が濃厚か
対照的に野手陣は厳冬になりそうだという。規定打席に到達しているのは3人だけ。それも丸が打率でリーグ9位、吉川が11位、岡本が16位で上位はゼロ。岡本は打点はトップで本塁打も2位につけているが……。
「今季で長期契約が切れる坂本が見せしめになりそうです。守備の負担が少ない三塁にコンバートしたのに、打率2割4分(.244)ほど。今季で複数年契約が切れるので年俸6億円からの半減もある。今季打線を牽引してきた丸は2億8000万円の2年契約中で年俸変動制だが、大幅に上がることはないんじゃないか。タイトルを取れそうな主砲の岡本でさえ、現在22本塁打で昨季の41本から半減していることで『かなり成績が落ちている』という球団の厳しい評価がある。すでに年俸4億2000万円と高額だけに、こちらも大幅アップはなさそうです」(前出の関係者)
球団創設90周年で阿部政権1年目の節目の年にリーグ優勝を奪回しても、全員がウハウハというわけではない。成績通り、給料も「投高打低」の格差査定になりそうである。
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首位をキープする巨人だが、このまま簡単に逃げ切りとはいかない「泣き所」がある。巨人OBで評論家の高橋善正氏が指摘する「決定的な弱点」とはいったい何か。
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