藤川阪神はヘッド&二軍監督の組閣難航で多難すぎる船出…鳥谷敬氏や赤星憲広氏の招聘は絶望的
二軍監督の人選も難航したともっぱらだ。
ファーム施設が来季から兵庫・尼崎に移転することもあり、フロント主導でフレッシュな大物OBを選定したという。
「球団はかねて、03年、05年優勝メンバーに指導者としてユニホームを着てもらいたい考えがある。親会社である阪急阪神ホールディングスの意向も加味し、2000安打を達成した名遊撃手の鳥谷敬氏や、『レッドスター』として人気を誇った赤星憲広氏の名前が候補に挙がったそうです。しかし2人は、評論、タレント活動で引っ張りダコ。ユニホームを着るのは時期尚早として、結果的に平田勝男ヘッドコーチの配置転換が濃厚です」(在阪放送関係者)
平田ヘッドは阪神在籍37年の生き字引的な存在。ただ今回、二軍監督に復帰することになれば実に4度目。人材の乏しさを指摘する声があるのも確かだ。
そんな中、就任会見に同席した杉山健博オーナーはこう言って、新監督に期待を寄せた。
「投手力を中心にそれなりの戦力はある。まずは選手の力をさらに高め、新しい戦力を見いだしながら、その上で勝てるゲームを確実にものにしていく采配をはじめ、かなりの手腕が必要になりますが、勝てるゲームを確実にものにする手腕を持っているのは藤川さんをおいて他にいません」