露呈したNPBの傲慢とスポンサーへの媚びへつらい…フジテレビから“取材パス没収”のバカらしさ
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フジテレビとは別のテレビ局関係者が言う。
「毎日新聞の記事には、NPB幹部の『スポンサーを含めて、日本の野球界全体で日本一を決める試合を行っている裏に、わざわざワールドシリーズの番組をぶつけてくるのはおかしい』とする匿名コメントが載っていましたが、NPBが取材パス没収という強硬手段に出た理由は、冒頭の『スポンサーを含めて』という部分にある。日本シリーズは2014年から銀行大手のSMBCが冠スポンサーにつき、今年で11年目。NPBにとっては大スポンサーで、そのSMBCにすれば、多額の契約料を払っているにもかかわらず、日本シリーズの注目がワールドシリーズに奪われるのは、当然面白くない。NPBの怒りはスポンサーへの忖度、アピールという側面もあると思う」
パ王者のソフトバンクとセ3位のDeNAという対戦カードの問題もあるとはいえ、第1戦の世帯平均視聴率は10.5%(ビデオリサーチ調べ=関東地区、以下同)と低調で、衆院選の投開票と重なった第2戦は6.9%。フジテレビのワールドシリーズのダイジェスト放送がそれぞれ8.1%、5.6%だったことを考えれば、大谷翔平に“数字を食われた”のは確かだろう。