ドーピング問題で米国が5.7億円支払い拒否…世界機構(WADA)とガチンコバトルに突入へ

公開日: 更新日:

 WADAの予算は、IOCと各国政府が半分ずつを負担している。米国が今回支払わなかった360万ドルは、WADAの年間予算の約6%を占めるが、春日氏は「あくまでIOCや各国が補填できる金額。WADAが立ち行かなくなることはないでしょう」と話す。

 さらに春日氏は、WADAによる“反撃”の可能性を指摘する。

「これまで逃れてきた米国の五輪出場選手たちの薬物違反が暴露される可能性があります。米国の選手は、WADAのとは異なる米国独自のドーピングコントロールのおかげで守られてきた部分がある、とみる向きもありますからね」

 USADAは昨年、禁止薬物の陽性反応を示した米国の陸上男子短距離エリヨン・ナイトンに対し、「薬物に汚染された肉を摂取したことが原因である可能性がある」と判断。資格停止となる違反はなかったとして、米国代表の選考会への出場を認め、そのままパリ五輪にも出場、波紋を呼んだ。

 両者はどうやって落とし前をつけるのか……。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

編集部オススメ

  1. 1

    作家・紗倉まなさん 実の祖母をモデルにした意欲作『うつせみ』に込めた思い

  2. 2

    SNSを駆けめぐる吉沢亮の“酒グセ”動画…高級マンション隣室侵入、トイレ無断拝借でビールCM契約解除→違約金も

  3. 3

    “お花畑”の何が悪い! 渡辺えり×ラサール石井【同世代 辛口対談】私たちの「戦争と平和」

  4. 4

    「べらぼう」初回、現役セクシー女優3人が“裸死体”姿に…AV業界人はどう見た?「裸に意味を語らせる照明が必要」

  5. 5

    違法薬物で逮捕された元NHKアナ塚本堅一さんは、依存症予防教育アドバイザーとして再出発していた

  6. 6

    “多様性”ツギハギだらけNHK紅白歌合戦の限界と今後…盛り上がったのは特別枠のみ、2部視聴率はワースト2位

  7. 7

    パワハラ疑惑で自身もピンチの橋本環奈がNHK紅白歌合戦を救った!「アンチ」も「重圧」もガハハと笑い飛ばす

  8. 8

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭

  9. 9

    旧ジャニーズファン大荒れ!中丸雄一復帰の火消しかその逆か?同日にぶつけたWEST.桐山照史と狩野舞子の“挑発”結婚報告

  10. 10

    木村拓哉の"身長サバ読み疑惑"が今春再燃した背景 すべての発端は故・メリー喜多川副社長の思いつき

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  2. 2

    中居正広はテレビ&スポンサーに見放され芸能界引退危機…9000万円女性トラブルでCMや番組出演シーン削除

  3. 3

    佐々木朗希の「独りよがりの石頭」を球団OB指摘…ダルやイチローが争奪戦参戦でも説得は苦戦必至

  4. 4

    箱根駅伝で創価大も起用 ケニア人留学生の知られざる待遇

  5. 5

    吉沢亮の泥酔マンション隣室侵入騒動で「ソリオの呪い」再び…スズキ自動車がトバッチリのお気の毒

  1. 6

    中居正広に《紺綬褒章きつい》の声 寄附500万円以上が条件で3度受章…尊敬と称賛から一転ヤリ玉に

  2. 7

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  3. 8

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭

  4. 9

    中居正広の騒動拡大で木村拓哉ファンから聞こえるホンネ…「キムタクと他の4人、大きな差が付いたねぇ」などの声相次ぐ

  5. 10

    中居正広“9000万円女性トラブル”報道で再注目 女子アナや芸人が暴露…テレビ局の“悪しき風習”