ソフトバンク上沢直之が語った「挫折で得たもの」 移籍めぐる“炎上”についての質問に「それは…」
昨季、メジャーではわずか2試合登板に終わり、4イニングで勝ち負けなしの防御率2.25。マイナーでは通算20試合で5勝4敗、同7.63だった。
「それでも得たものは多い。データの使い方や考え方もそうですし、いろいろと新しいことに挑戦する中で、『ここは変えちゃいけない』という部分にも気付けた。本当は投げたい変化球があるんです。間違いなく投球の幅は広がるけど、それを投げたら他のボールに悪影響が出る。じゃあ、持っている球種で、目指す投球にコミットしていけばいいかな、と」
昨年9月に右肘を痛め、3カ月ノースロー。回復具合は順調で痛みはもうないが、「日によっては調子が悪いことはありますね」と、不安が完全に払拭されたわけではない。
オフは古巣の日本ハム復帰ではなく、ソフトバンクに入団したことで、ファンから集中砲火を浴びた。新庄監督の「育て方が違った」という発言も話題になった。そんな「炎上」についての質問には答えず、ソフトバンク入りの心境などについても、「それは入団会見の時に話しているので」と言葉少な。ナーバスになっている印象だが、それも無理はない。