青学大・太田蒼生が東京マラソンで魅せた「実業団選手には決して真似できない」果敢な走りっぷり
途中までだが、マラソンファンをテレビの前にクギ付けにした。
9月の東京世界陸上代表選考会を兼ねた、昨2日の東京マラソンで、年明けの箱根駅伝4区区間賞で優勝に貢献した青学大・太田蒼生(4年)がスタート直後から先頭に立った。その後も8人の先頭集団にピタリとつき、単独走になる場面もあった。第1集団は1キロ2分52~53秒の超ハイペース。初マラソンながら日本記録(2時間4分56秒)を大きく更新する可能性にファンも注目したが、さすがにこれだけの高速ペースについていけず、22キロ過ぎから徐々に後退。28キロ過ぎには第2集団に抜かれ、36キロ付近で途中棄権した。
優勝はT・タケレ(エチオピア)で大会歴代5位の2時間3分23秒でゴール。10位の市山翼(サンベルクス)が2時間6分0秒で日本人トップだった。