男子フィギュア鍵山優真 世界選手権初Vのカギは「ライバルにない安定感と完成度」

公開日: 更新日:

敵失があれば…

 マリニンは22年、USインターナショナルクラシックで世界初のクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)に成功。「4回転の神」の異名を持ち、その後も積極的にクワッドアクセルを飛び、昨年12月のGPファイナルでは、4回転半を含む6種類7本の4回転ジャンプを実施。連覇を達成したとはいえ、高難度の演技構成を取り入れたことがアダとなり、フリーでは4回転全てを「回転不足」と取られて減点され、鍵山(188.29点)を下回る186.69点だった。GPファイナルの反省を生かし、開幕前に「ライバルは自分自身」と話していることから、今大会も同様に難しいプログラムに挑むとみられる。

 一方、GPファイナルのフリーでマリニンを上回るスコアをマークした鍵山は安定感と完成度が持ち味だ。フリーは4回転4本の構成で臨むとみられ、会場入りしてからの公式練習でも安定したジャンプを披露。本番に向けて「手応えはある。集中できれば、やりたい演技はできると思う」と自身たっぷりに話している。

 GPファイナル同様、敵失があれば、鍵山は悲願の初優勝に手が届きそうだが...。

  ◇  ◇  ◇

 日刊ゲンダイは先日、羽生結弦に独占インタビューを実施。プロ転向から2年半。羽生はいまどこを目指し、何に取り組んでいたのか。赤裸々に語られた現在地とは。

●関連記事【羽生結弦 独占インタビュー】…では、それらについて詳しく報じている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    遠山景織子 元光GENJI山本淳一との入籍・出産騒動と破局

  2. 2

    巨人「松井秀喜の後継者+左キラー」↔ソフトB「二軍の帝王」…電撃トレードで得したのはどっち?

  3. 3

    反撃の中居正広氏に「まずやるべきこと」を指摘し共感呼ぶ…発信者の鈴木エイト氏に聞いた

  4. 4

    巨人のW懸案「ポスト岡本和真&坂本勇人」を一気に解決する2つの原石 ともにパワーは超メジャー級

  5. 5

    永野芽郁&田中圭の“不倫LINE”はどこから流出したか? サイバーセキュリティーの専門家が分析

  1. 6

    松本潤、櫻井翔、相葉雅紀が7月期ドラマに揃って登場「嵐」解散ライブの勢い借りて視聴率上積みへ

  2. 7

    吉岡里帆&小芝風花の電撃移籍で様変わりした芸能プロ事情…若手女優を引きつける“お金”以外の魅力

  3. 8

    【今僕は倖せです】のジャケットに表れた沢田研二の「性格」と「気分」

  4. 9

    吉田拓郎の功績は「歌声」だけではない イノベーションの数々も別格なのだ

  5. 10

    裏金自民が「11議席増」の仰天予想!東京都議選告示まで1カ月、飛び交う“怪情報”の思惑