岩井明愛の攻撃的ゴルフの根底にある「プロ意識」の強み…ギャラリーを楽しませたい、沸かせたい
今大会は距離が短く、岩井がグリーンを狙うショットはほとんどショートアイアンでした。バーディー合戦になれば、スコアはパット次第。こうなると、世界ランキング1位で飛ばし屋(281.88ヤード=ランク7位)のN・コルダ(16位)でもパットが決まらなければ優勝争いに絡めません。対照的に247.94ヤード、137位の山下美夢有は2打差3位に入りました。
米女子ツアーはティーイングエリアの位置を変え、距離を短くしてスコアを出させるセッティングにするケースが多々あります。どんな時でも飛距離が出る方が有利とはいえ、距離では劣っていても、アイアンとパット巧者が優勝できる試合はある。古江彩佳がそれを証明していますし、それに続くのは山下ではないか。
さて、次戦は今季メジャー初戦のシェブロン選手権です。男子のマスターズはR・マキロイが悲願のグランドスラムを達成し、歓喜の涙で幕を閉じました。女子は今、多くの日本勢が調子をあげています。こちらも感動のドラマを期待しています。