「伝統と革新の町・金沢を歩き解く!」金沢謎解き街歩き 能登印刷出版部著

公開日: 更新日:

 北陸新幹線の開通で身近になった金沢の魅力を伝える面白ガイドブック。

 日本三大名園のひとつ兼六園の有名な「徽軫灯籠」。片脚は霞ケ池の水中にあって2メートル、陸に置かれたもう一脚は80センチとその不均衡が美しさを際立たせているのだが、江戸時代には実は両脚とも同じ長さで池につかっていたという。その他、金沢城の石垣に残るさまざまな刻印の正体をはじめ、加賀藩13代藩主前田斉泰が、天下に得がたいと五人扶持を与えた「五人扶持の松」、さらに金沢が発祥だといわれるパチンコの名称など。歴史や名所、風習、そしてグルメまで。知られざる謎を解き明かしながら、金沢の街を歩く。(実業之日本社 800円+税)


【連載】新書あらかると

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  2. 2

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  3. 3

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    大河ドラマ「べらぼう」の制作現場に密着したNHK「100カメ」の舞台裏

  1. 6

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  2. 7

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  3. 8

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  4. 9

    フジテレビ第三者委の調査報告会見で流れガラリ! 中居正広氏は今や「変態でヤバい奴」呼ばわり

  5. 10

    トランプ関税への無策に「本気の姿勢を見せろ!」高市早苗氏が石破政権に“啖呵”を切った裏事情