「よみがえれ!老朽家屋」井形慶子著

公開日: 更新日:

 住みたい街ナンバーワンの吉祥寺で破格の老朽不動産を手に入れ、住宅兼店舗にリフォームするドキュメンタリー。

 老後の楽しみにイギリス雑貨を商う店を始めようと思い立った著者は物件探しを開始。しかし、その人気故に物件は少なく、出ても予算オーバーなものばかり。それでもアンテナを常に張り巡らしているとついに理想の物件に出合った。人気商店街の裏手、15坪で2980万というその家はありとあらゆる条件にぴったり。下見に行きその場で購入を決断する。しかしリフォームも、工務店選びから、進まない工事、老朽ガス管によるガス漏れ騒ぎと難航する。完成までのその詳細をつづりながら、日本の住宅問題などにも言及する。(筑摩書房 860円+税)



最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2

    野呂佳代が出るドラマに《ハズレなし》?「エンジェルフライト」古沢良太脚本は“家康”より“アネゴ”がハマる

  3. 3

    岡田有希子さん衝撃の死から38年…所属事務所社長が語っていた「日記風ノートに刻まれた真相」

  4. 4

    「アンメット」のせいで医療ドラマを見る目が厳しい? 二宮和也「ブラックペアン2」も《期待外れ》の声が…

  5. 5

    ロッテ佐々木朗希にまさかの「重症説」…抹消から1カ月音沙汰ナシで飛び交うさまざまな声

  1. 6

    【特別対談】南野陽子×松尾潔(3)亡き岡田有希子との思い出、「秋からも、そばにいて」制作秘話

  2. 7

    「鬼」と化しも憎まれない 村井美樹の生真面目なひたむきさ

  3. 8

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 9

    竹内涼真の“元カノ”が本格復帰 2人をつなぐ大物Pの存在が

  5. 10

    松本若菜「西園寺さん」既視感満載でも好評なワケ “フジ月9”目黒蓮と松村北斗《旧ジャニがパパ役》対決の行方