【ハラスメントいろいろ】セクハラにパワハラ、最近ではモラハラやマタハラも加わった「ハラスメント百態」。

公開日: 更新日:

「カウンセラーが語るモラルハラスメント」谷本惠美著

 相手に罪悪感をいだかせるタイプの嫌がらせがモラル(道徳的)ハラスメント。たとえば夫が妻をからかい、怒ると「冗談のわからないやつだ」と逆ギレし、自分が悪いと妻に思いこませるような例だ。本書は大阪で女性のためのカウンセリングルームを開く著者が説く“モラハラ入門”。

 相手を執拗に責め続けるのが特徴だが、言葉の暴力とは限らない。たとえば過度に甘えて無理難題を出し、難色を示すと怒ってプイッといなくなる。こういう幼稚な自己中心性がモラハラの本質だという。つい「こっちにも責任がある」と思いこませるのがモラハラのワナなのだ。(晶文社 1500円+税)



最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ソフトB悪夢の本拠地3連敗「2つの敗因」…26イニング連続無得点よりも深刻なチーム事情

  2. 2

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  3. 3

    石井琢朗コーチが三浦監督との《関係悪化説》を払拭、「ピエロ」を演じたCS突破の夜

  4. 4

    3人の婚外子…菊川怜の夫・穐田誉輝氏“暴かれたスネの傷”

  5. 5

    ソフトバンク 投手陣「夏バテ」でポストシーズンに一抹の不安…元凶はデータ至上主義のフロントか

  1. 6

    橋本環奈のパワハラ疑惑のこと? 嵐・二宮和也の正月番組のワンシーンが視聴者の間で物議

  2. 7

    橋本環奈《山本舞香と友達の意味がわかった》 大御所芸人に指摘されていたヤンキー的素地

  3. 8

    大谷翔平は来季副収入100億円ガッポリ、ド軍もホクホク! 悲願の世界一で証明した圧倒的経済効果

  4. 9

    夏菜の二の舞か?パワハラ疑惑&キス写真で橋本環奈に試練…“酒浸り”イメージもそっくり

  5. 10

    いまや大谷ドジャースこそ「悪の帝国」だ…カネ&人気&裏技フル活用でタンパリング疑惑まで