「漢方薬でがん治療はもっと楽になる」星野惠津夫監修

公開日: 更新日:

 西洋医学中心のがん治療に漢方がいかに有効か。がん治療と漢方を併用し、目覚ましい実績を挙げているがん研有明病院の医師が監修を務めている。

 放射線、抗がん剤などで起こる副作用を軽減することで気力や体力を取り戻し、免疫力を回復させるのが漢方の役目。どんな症状にどの漢方薬が有効かを漢方の考え方に沿って具体的に解説している。

 たとえば、吐き気や嘔吐は「水毒」と捉え、体内に余分な水がたまって起こると考えるので、水の流れをよくする漢方が使われる。副作用が軽減したことで治療を継続でき、脳のがんが縮小したなどの事例も紹介。

 全編にわたってイラストや図解が大部分を占めるので読みやすく、苦しい闘病に希望をもたらす一助になりそうだ。(講談社 1300円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  2. 2

    【独占告白】火野正平さんと不倫同棲6年 元祖バラドル小鹿みきさんが振り返る「11股伝説と女ったらしの極意」

  3. 3

    立花孝志氏の行為「調査要求」オンライン署名3万6000件に…同氏の次なるターゲットは立憲民主党に

  4. 4

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  5. 5

    眞子さん渡米から4年目で小室圭さんと“電撃里帰り”濃厚? 弟・悠仁さまの成年式出席で懸念されること

  1. 6

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  2. 7

    オリ1位・麦谷祐介 暴力被害で高校転校も家族が支えた艱難辛苦 《もう無理》とSOSが来て…

  3. 8

    斎藤元彦知事に公選法違反「買収」疑惑急浮上しSNS大炎上!選挙広報のコンサル会社に「報酬」か

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議