「殺し屋を殺せ」クリス・ホルム著、田口俊樹訳

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 元特殊部隊員のヘンドリクスは、軍人時代の行為を償うため、殺し屋専門の殺し屋となる。殺し屋の標的になった人物にその事実を伝え、報酬と引き換えに彼らを狙う殺し屋を殺すのだ。

 ある日、彼はマイアミで不動産会社のオーナー・モラレスの命を狙うクルスの頭を4ブロック離れた駐車場からライフルで吹き飛ばす。全米の犯罪組織の代表者が集まる「評議会」は、クルスを殺した正体不明の殺し屋の始末をフリーのエンゲルマンに依頼。エンゲルマンは厳重な警備を突破してモラレスに接触する。同じ頃、同じ手口を二度と使わず犯行を繰り返すヘンドリクスを追って、FBI捜査官のトンプソンも動き出していた。

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