「長い老後のためのお金の基本」横山光昭著

公開日: 更新日:

 金融庁のワーキンググループが発表した「2000万円問題」が世間を騒がせ、不安を感じた人も多いが、ファイナンシャルプランナーの著者はモデルケースを見て、あれこれ心配するのはナンセンスだと説く。あくまでも「自分がもらえる年金」「自分が1カ月に使う生活費」「退職金の予定額」などの数字を明らかにして、老後の備えについて考える必要があるという。本書は、年金・貯金・投資・保険・介護・相続の正しい知識が身につく老後の備えの対策本。

 自分で自分の生活が支えられる「強い家計」をつくるのにやるべきことは「収入を上げる」「支出を抑える」「資産を増やす」の3つだけ。シンプルだが実践するのは難しい。それぞれ、どうすべきかを具体的に教えてくれる老後対策の最強テキスト。

(筑摩書房 780円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2

    野呂佳代が出るドラマに《ハズレなし》?「エンジェルフライト」古沢良太脚本は“家康”より“アネゴ”がハマる

  3. 3

    岡田有希子さん衝撃の死から38年…所属事務所社長が語っていた「日記風ノートに刻まれた真相」

  4. 4

    「アンメット」のせいで医療ドラマを見る目が厳しい? 二宮和也「ブラックペアン2」も《期待外れ》の声が…

  5. 5

    ロッテ佐々木朗希にまさかの「重症説」…抹消から1カ月音沙汰ナシで飛び交うさまざまな声

  1. 6

    【特別対談】南野陽子×松尾潔(3)亡き岡田有希子との思い出、「秋からも、そばにいて」制作秘話

  2. 7

    「鬼」と化しも憎まれない 村井美樹の生真面目なひたむきさ

  3. 8

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 9

    竹内涼真の“元カノ”が本格復帰 2人をつなぐ大物Pの存在が

  5. 10

    松本若菜「西園寺さん」既視感満載でも好評なワケ “フジ月9”目黒蓮と松村北斗《旧ジャニがパパ役》対決の行方