<55>内示が出た夜、着任地を代わってくれと
私の主張を繰り広げる講堂の舞台で、桃地は学生時代を語る。
「俺と当真航希は同じクラスで大親友だった。明るい沖縄人だった当真は学校の中でも目立つ存在で、ちんちくりんで凡人の俺と違う。男子学生の憧れの的だった学校のマドンナ、航空課程の高浜彩子さんを入学して一か月であっという間…
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