「サイボーグ009トリビュート」石ノ森章太郎原作

公開日: 更新日:

「サイボーグ009トリビュート」石ノ森章太郎原作

「サイボーグ009」は、戦闘サイボーグ兵士に改造された009=島村ジョーと、8人のサイボーグ仲間を主人公に描く石ノ森章太郎の傑作マンガ。1964年の連載開始後、中断や休止などを経て、70を超えるエピソードが発表され、アニメ化も2度された。

 本書は、その大人気コミックをテーマに作家「9人」が独自の発想で小説に仕立てた書き下ろしアンソロジー。

 冒頭の「平和の戦士は死なず」は、初のアニメシリーズ最終回の脚本を担当した作家・辻真先氏自身によるノベライズ。ほかにも原作屈指の名エピソードといわれる「地下帝国“ヨミ”編」の後日譚を描く斜線堂有紀氏の「アプローズ、アプローズ」など。9人9様のサイボーグ009が描かれるファン必読本。 (河出書房新社 1210円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷に懸念される「エポックメーキングの反動」…イチロー、カブレラもポストシーズンで苦しんだ

  2. 2

    やす子の激走で「24時間テレビ」は“大成功”のはずが…若い視聴者からソッポで日テレ大慌て

  3. 3

    3Aでもボロボロ…藤浪晋太郎の活路を開くのは阪神復帰か? 日本ハム、オリックス移籍か

  4. 4

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 5

    阿部巨人が《もっともビビる》阪神投手の復帰でCS戦々恐々…Gナインに根付く苦手意識

  1. 6

    阪神・大山悠輔を絶不調に変えた根本原因…良かれと取り組んだオフの肉体改造が裏目

  2. 7

    兵庫パワハラ知事やコバホークも? 東大→官僚→政治家は“ピカピカの経歴”にあらず旧いタイプ

  3. 8

    やす子「24時間テレビ」での好感度上昇は諸刃の剣…早くも“イジリにくい芸人”になる懸念

  4. 9

    キムタクが迫られる「主役の座」からの退場…盟友からも“二番手”降格を提言される異例の事態

  5. 10

    神田正輝「旅サラダ」“有終の美”前に拒絶態度は変わらず…沙也加さん元カレ舞台中止で復帰は絶望的