「妊活カップルのためのオトコ学」小堀善友氏

公開日: 更新日:

 さらに驚きの原因もあり、それが夫婦間の溝につながるケースも。

「AVを見ながらでないと射精できない、またはひとりでないと射精できないなど、女性が聞いたら激怒しそうな例もあります。排卵日に妻から求められるのがストレスで射精できない人や、妻を愛しすぎてセックスできないという人もいます。射精障害が原因で離婚した夫婦もいました」

 男性を擁護するわけではないが、男の心と体は想像以上に繊細だという。

「勃起や射精の仕組みは実に複雑かつ繊細です。女性にもこの仕組みを知ってほしいという思いもありますが、まずは男性の意識を高めたいですね。勃起や射精は、男が生きていく上で避けて通れない問題も内在し、生活習慣とも密接に関わっています。勃起や射精に関するトラブルは“性”活習慣病ともいえますから、中高年世代も他人事ではありませんよ」

(メディカルトリビューン 1500円)

◇こぼり・よしとも 1975年、埼玉県生まれ。金沢大学医学部卒業。09年から独協医科大学越谷病院泌尿器科講師。専門は男性不妊射精障害。著書「泌尿器科医が教える『正しいマスターベーション』」(電子書籍)がネットで話題に。現在は米国留学中。

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 2

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  3. 3

    参院選で自民が目論む「石原伸晃外し」…東京選挙区の“目玉候補”に菊川怜、NPO女性代表の名前

  4. 4

    NiziU再始動の最大戦略は「ビジュ変」…大幅バージョンアップの“逆輸入”和製K-POPで韓国ブレークなるか?

  5. 5

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  1. 6

    サザン桑田佳祐の食道がん闘病秘話と今も語り継がれる「いとしのユウコ」伝説

  2. 7

    我が専大松戸の新1年生は「面白い素材」がゴロゴロ、チームの停滞ムードに光明が差した

  3. 8

    逆風フジテレビゆえ小泉今日子「続・続・最後から二番目の恋」に集まる期待…厳しい船出か、3度目のブームか

  4. 9

    新沼謙治さんが語り尽くした「鳩」へのこだわり「夢は広々とした土地で飼って暮らすこと」

  5. 10

    石橋貴明のセクハラ疑惑は「夕やけニャンニャン」時代からの筋金入り!中居正広氏との「フジ類似事案」