なぜあの女優が? 「世界の美女100人」の不思議な基準
どうも世界の基準が分からない。
米国の映画サイト「TC Candler」が、毎年恒例の「世界で最も美しい顔100人」を発表。今年の1位に仏女優のマリオン・コティヤール(38)を選出した。
2007年公開の映画「エディット・ピアフ~愛の讃歌~」でアカデミー主演女優賞やゴールデングローブ主演女優賞などを総ナメにした。
「TAXi」シリーズで頭角を現し、「ビッグ・フィッシュ」でハリウッドデビュー。両親も役者というDNAのなせるワザなのか、演技には定評がある。
だが、「世界で最も美しい」といわれると、古女房にヘキエキとしているサラリーマンでさえ「ハテ?」ではないか。
確かに、日本人と違って、目鼻立ちはハッキリしている。奇麗には違いないが、俗にオカマ顔というやつだ。「これが世界一の美貌だ」と言われると、違和感を覚えてしまう。
「ランキングは『顔の美学的な完成度』が基準になっているとされますが、それが何なのかはハッキリしません。恐らくバランスのいい顔を選んでいるのでしょう。人工的ともいえる美しさを重視している。美容大国の韓国から14人がランクインしたのもうなずけます。でも、そんな美しさは1年で大きく変わるとも思えないが、順位は結構変動しているから不思議。もっとも、本当に魅力的な女性は、どこかバランスが悪いもの。整いすぎていると引っかかるところがなくなり、見る側の記憶にも残りにくくなります」(テレビ制作会社幹部)
ちなみに日本からは、石原さとみ(32位)、佐々木希(41位)、桐谷美玲(46位)、島崎遥香(56位)、浜崎あゆみ(60位)、上戸彩(99位)がランクインしている。
これが日本のベスト6といわれると、それも違う気がするが……。