著者のコラム一覧
坂倉昇平

1983年、静岡県生まれ。東京都立大学人文学部卒、京都大学大学院文学研究科修士課程修了。若者の労働問題・貧困問題に取り組むNPO法人「POSSE」理事兼雑誌「POSSE」編集長。近著に「AKB48とブラック企業」(イースト新書)がある。

「総選挙」直前連載 AKB48はブラック企業なのか<4>

公開日: 更新日:

 かつてロックバンド、ユニコーンに奥田民生が作詞した「大迷惑」というヒット曲があったが、あれは転勤命令に苦悩するサラリーマンの歌だった。それから25年後のAKBは、むしろ、転勤命令を前向きに受け止めるという歌で、自らを納得させていたというわけだ。

 AKBのメンバーたちは、人気競争や運営の「ムチャぶり」に耐え続けるしかないのだろうか。いや、必ずしもそうとは言い切れない。そこにはブラック企業だらけの社会を生き抜いていくためのヒントも隠されているのである。

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