「ラッスン」8.6秒バズーカー 見習うべきは“オリラジの背中”
デビュー1年にも満たない「ひよっこ」がお笑い界を席巻中だ。「8.6秒バズーカー」(左がはまやねん=23、右が田中シングル=23)。はやりモノには疎くても「ラッスンゴレライ」という意味不明の言葉くらいは耳にしたひとは多いだろう。
多い時は1日7~8件の仕事をこなし、東京と大阪を往復する日々。3月にはDVDが発売され、4月には大阪のNGK(なんばグランド花月)で史上最速で単独ライブを行うことが決定。ユーチューブの公式動画(写真)はいまや1740万回再生を突破。小中学生や先輩芸人だけでなく、韓国の人気バンドBIGBANGが日本公演中にネタをマネするなど一種の社会現象になっている。
彼らのおかげで「リズムネタ」というジャンルがあることを知ったひともいるはず。本人たちも「ネタは覚えてもらってるのに、僕らの名前は全然浸透してない」と嘆くほど、あっという間にブレークしてしまった。しかし、“促成栽培”ゆえの壁に早くもぶつかっている。
年始の芸人発掘番組「おもしろ荘」で話題になり、女子高生に人気という話題で取り上げられているうちはよかったが、トーク番組に呼ばれるようになってボロが出始めている。特に口下手のはまやねんはアウト。あまりの素人トークに東野幸治が番組で「何も面白くないやん、ド素人やと思った」と強烈なダメ出しをしたほどである。