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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

ベッキーは謝罪会見で墓穴 問われる芸能プロの危機管理

公開日: 更新日:

 震災、災害時に国家の「危機対応」が問われるが、芸能界もしかり。対応の仕方次第では、今後の芸能活動にも影響する。

 長嶋一茂宅の塀に落書きした事件で江角マキコは「マネジャーがしたこと」として対応したが、いかにも信憑性に欠けた。江角が3月をもってレギュラー番組がすべて消滅するのも、対応のまずさにあったとみられている。

 芸能界は先人から芸だけでなく危機対応も学ぶ。「独立・解散」騒動で揺れたSMAPは冠番組で謝罪という奇策で対応。表向きは危機を回避した。問題はベッキー。即座に会見で対応したが、内容で墓穴を掘った。交際相手の“ゲスの極み乙女。”の川谷絵音との関係を「友達で間違いありません」と強調したのだが、間違いだらけであった。

 後にLINEのやりとりで「不倫」が決定的なものとなった。特に問題なのは、〈ありがとう文春〉の文言にある。交際がバレないように、外を歩くときもホテルの出入りも別々。それほど警戒していたのに、報道を受け「ありがとう」では、発覚するのを待っていたに等しい。これでは仕事関係者も怒るだろうし、世間も呆れてしまう。本人だけでなく、事務所の危機管理体制を問われても仕方ない。

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