視聴率完敗も当然 フジ五輪総集編は“宝の持ち腐れ”だった

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「ダメだダメだといわれているが、ここまで感覚がずれているとは……」というのは、さる番組制作関係者だ。

 史上最多の41個のメダルを獲得し、日本勢のメダルラッシュに沸きまくったリオ五輪。それだけに熱き戦いを振り返る「総集編」特番を楽しみにしていた視聴者は多かったが、フジテレビが台無しにしたともっぱらだ。

 五輪はテレビ放映権料が発生するのは有名だが、「その放映権の関係で大々的に『総集編』と銘打って放送できるのはNHKと民放1社のみ。民放の場合は毎回、電通仕切りの“くじ引き”で決めていて、今回はフジが権利をゲットしました」(在京キー局関係者)。

 ブラジルと日本は時差が12時間あったため、GP帯の中継番組の大半は本戦や決勝戦ではなく予選となった。そのため、特に民放は視聴率が伸び悩んだが、総集編は局の垣根を越え、あらゆる競技の決定的瞬間が流せる“お宝番組”。物足りない結果に終わった本番の分も取り返すビッグチャンスだったが、22日に放送した「リオ五輪2016総集編~夢と感動をありがとう!メダリスト大感謝祭SP~」(19時~)の視聴率は7.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区=以下同)。

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