ホッケー少年から俳優 立花裕大“生みの親”陣内孝則に感謝

公開日: 更新日:

 そして、3年前に今の事務所を紹介してもらい、2年前の舞台「菊次郎とさき」で陣内さんと共演させていただいたのが転機になりました。初舞台だったので陣内さんが稽古で体を張っていろんな芝居をしながら役作りをしていく姿を見て、やっぱすごいなと。躊躇したりテレたりしてたらダメだとわかって、そういうのを全部捨ててはっちゃけることができた。それからはオーディションで役をとることができるようになりました。

 陣内さんのいる現場はとても楽しい。話が面白くていつも盛り上げてくれるし、地方に行けば土地のおいしいものを食べに連れて行ってくれて、「遠慮しないで食え!」って言ってくれる。いい服を段ボール何箱分ももらったこともあります。

 怒られることもあります。でも、怒り方が気持ちいい。ガッと怒ってあとはサッパリ。いいところは「いいな!」って言ってくれるし。僕の父親の怒り方に似ているんですよ。父親も陣内さんも、同じ福岡出身だからかもしれません。

 舞台の千秋楽近くに楽屋に挨拶に行った父親に、陣内さんが「役者はかわいがってやんないと伸びないから」と言ってくれたのが心に残っています。もっと成長して、いろんな役を演じられる俳優になりたいですね。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド