西郷どん休止にAIアナ NHK“働き方改革”で受信料どうなる?
最近のNHKの一連の動きはいずれも“働き方改革”のためらしい。
4月1日の大河ドラマ「西郷どん」は本編が休止となり、主役の鈴木亮平と渡辺謙が対談をする“特別編”に差し替わった。過去に東日本大震災や総選挙に伴う特番で放送そのものをとりやめた例はあるが、本編を休止して特別編を放送したのは大河ドラマ史上初めて。
「NHKが『西郷どん』の本編を特別編に置き換えたのは、制作現場の撮影スケジュールを緩和する狙いがあったようです。今後もあと2話ほどが特別編になるといわれています」(NHK関係者)
昨年11月、NHKエンタープライズの板野裕爾社長はNHK記者の過労死に触れ、労働環境改善に取り組む方針を明らかにした。以後、職員の勤務時間の管理が厳しくなり、管理職は口を開けば「残業するなよ」と言うようになったという。
他にもNHKは職員の仕事量を減らすための取り組みを次々に導入している。9日から2011年の朝ドラ「カーネーション」を16時台に2話ずつ再放送するのもその一環だという。今月から毎週水曜日の「ニュースチェック11」に“AI(人工知能)アナウンサー”が出演するが、これは将来的に人間アナウンサーの負担減を視野に入れているともいわれている。