実は貯金もしっかり スギちゃんが振り返る貧乏下積み生活
2年たった頃、同級生に彼女ができたので彼の部屋を出て一人暮らしを始めました。それからが典型的な貧乏暮らし。風呂なし、共同便所、4畳半一間で月家賃1万6000円の部屋に住み、銭湯は5日に1回。急きょコンパなんて時は流しで股間だけ洗って行ったり(笑い)。
東京に出てきたのは26歳の時。まずは「雷波少年」(日本テレビ系)に出るのを目標にしてたら運良く1年目にオーディションを受けて出演できました。でも、その後、全く仕事がなくなって、あっても拘束はされるのにギャラがほとんど出なかったり。風呂なし、共同便所の2万7000円の部屋に住んでいたんですけど、アルバイトができず、その頃が一番生活が苦しかったですね。
銭湯さえもったいないから、風呂は4分100円のコインシャワー。でも、4分だと泡を流す直前でお湯が出なくなるんです。もう100円使うのがもったいないのでアパートで頭を洗い、泡立たせながらコインシャワーに行ってシャンプーを流し、リンスしながら体を洗い……そうすると何とか4分で全部洗い終わるんです。
掃除機はないので、裸足で部屋を歩いて足の裏にゴミをひっつけて、そのゴミを払って掃除は終わり。クーラーももったいないから、真夏に汗をダラダラかきながら寝ていたら、畳がダニまみれに。全身かゆくて仕方がない。ダニに刺されないようビニールシートを敷いて寝たら、朝起きた時、ビチャビチャになっていましたね。