なぜ後継者は近藤真彦や東山紀之はではなかったのか
新社長に藤島ジュリー景子氏(52)、プロデューサーに滝沢秀明(36)という新たなコンビで巨大アイドル王国を牽引することになったジャニーズ事務所だが、「意外な形だ」という声も少なくない。
後継者として早くから名前が挙がっていたのがマッチこと近藤真彦(54)と少年隊の東山紀之(52)だった。元ジャニーズ担当記者が振り返る。
「2人とも将来の幹部候補といわれていた時期がありました。特に東山はジュリー氏と同年齢。気心が知れた仲です。結婚の噂もあったほどですが、役者として一本立ちした今、経営などにタッチする意思はない。逆に近藤のほうが経営幹部に入る可能性は高くなっていました」
近藤は所属タレントの最年長として後輩の面倒見もよく、メリー喜多川副社長(91)から絶対的な信頼を得ていた。
「マッチはレーシングチームの監督を務めており、タレント業よりも監督業のほうに比重を置いている。とっくに独立してもおかしくないのに、今でもジャニーズに籍を置いているのは不可思議に映っていた。そこにはメリー氏とマッチの間に身内といってもいい深い絆があるからだといわれています。娘のジュリー氏とも年齢が近い。近い将来、娘のサポートをする幹部としてメリー氏が頼りにしているという話もある。マッチは芸能界での顔も広いし、役割分担もしやすい。ジュリー氏とのコンビなら理想的な事務所の形とみられていました」(前出の元ジャニーズ担当記者)