モノマネタレント古賀シュウさん ネタ中に“戻した”経験が
34歳にして脱サラ、モノマネを始めた古賀シュウさん(51)。サラリーマン時代は保険の契約を酒席で取り逃がしたり、芸人になってからも慣れないお酒が回って……。
◇ ◇ ◇
お酒デビューは千葉の体育大学2年の時。剣道部のO先輩が僕の二十歳の誕生日に「飲みに行こう」と誘ってくれた。田舎の居酒屋で、ビールの大瓶が初体験。初めての酒は苦かったけど、「これが大人の世界なんだな~」と大人になった雰囲気を味わってました。その夜は当時はやってたカラオケ居酒屋にも連れていかれ、「おまえも何か歌えよ」と言われて。
■モノマネタレントはただ酒が飲める
小さい頃からモノマネ番組が大好きだったから、初めて人前でコロッケさんの千昌夫さんや、清水アキラさんがやる五木ひろしさんのネタをやってみました。モノマネのモノマネ。ヘタなんですけど、おとなしい後輩と思っていた先輩は「何、おまえ、面白いじゃん!」と。
だから、酒デビューと人前でのモノマネデビューが同じ二十歳の誕生日。そしたら、隣の席のおじさんも「おにいちゃん、面白いね。誕生日なの? じゃビール3本あげるよ!」と。「モノマネタレントはタダ酒飲めるんだ!」と思い、テンション上がりました(笑い)。その日はヘベレケになり、帰ったら吐きましたけど。