川中美幸さんは20歳前に挫折…「船頭小唄」が再起の契機に
自分も見たいし、娘にも一度見せたいと思ったんでしょうね。高い席は無理なので、3階の安い席で双眼鏡で見ました。
ひばりさんとは27歳の時に歌番組で初めてお会いしました。「初めての気がしないわね」とおっしゃって。ほっぺにキスもしてくれた。「ふたり酒」もすぐカバーして歌ってくださったので、認めてもらえたのかな。
デビュー10周年の時はひばりさんの代役もやらせていただきました。大阪と名古屋で座長公演をやって、いずれは東京でと思っていたらひばりさんがご病気で九州で入院なさって東京の公演ができないと。「私でいいの?」と思いましたが、ひばりさんからはお花をいただき、11万人動員と新聞が大きく取り上げてくれた。母もとても喜んでくれました。親孝行ができたと思います。
(聞き手=峯田淳/日刊ゲンダイ)