空き家の実家からベトナム人が…俺って“もってる男”なの?
「アパートに風呂がなくて夜中にコッソリ前の川でパンツ一丁で体を洗ってたら、町内にカッパ伝説が誕生したんすよ」「もってるじゃないのー!!」や、「実は俺の母親フィリピン人でいまだに日本語うまくしゃべれないんですよ」「ま、この世界には親が外国人、結構いるよね(と、このくらいだと羨ましがられない)」「で、父親は日本人なんですが、昨年の秋に脳梗塞やって体は大丈夫なんですが、言葉がまともにしゃべれなくて……だから我が家は地球じゃないみたいな会話が飛びかってるんですよ」「もってやがるねー! もう超エリート!! ウラヤマシ過ぎー!!」
そんな中、ひとりジッと黙っているY君……我々が困っているエピソードを要求しても、「ないですよ」「ありません」のなしの一手、それでもなお、厳しく問い詰めたら、ボソボソと語り始めたのです。
「実は他で言わないでくださいよ、僕の父親、今、全国指名手配で逃走してるんです……」
「シーン」
さすがのお笑い芸人たちもこれに対しては「もってる」の言葉を発せなかったのでした……。