気の利いた格言よりも…迷ったらアニマル浜口を思い出せ
わたしは、わたしの書いた本が本屋の棚に置かれていたい。チョモランマみたいに、高く平積みされたい。可愛い女の子の店員さんが書いてくれた、「おすすめ!」みたいなポップも作ってもらいたい。「たい」「たい」「たい」ばかりだが、これが正直な気持ち。ずっと本屋さんに置かれていたい。だから作家になりたい青年、気の利いた格言は送れぬが、迷ったらアニマル浜口を思い出せばいい。「気合だ、気合だ、気合だ」そう叫びながら今日も、妻に「すこし声が大きくて近所迷惑だよー」と階下から叱られる。