志村けん一周忌秘話 明かされた晩年の孤独と独身の理由
結婚に関しては、相手の女性に有名人と結婚することで窮屈な思いをさせたり、子供がいじめられたりすることを気に病み、「おれは家族を持ってはいけない」と話していたという。
しかし、亡くなる前年から、志村さんはめまいやふらつきが出るようになり、歩くのもやっとの状態で、書斎で音楽を聴きながら、静かに涙を流していることもしばしばだった。
「家にいるときは、介護が必要なおじいちゃんに見えるほどだったけど、車に乗り込むと別人のよう。無理をした分、反動が来るんでしょうね。家に帰ると精神的にもどっと疲れが出るようでした」と星野さんは語っている。
外では、体の衰えを一切見せることもなく、仕事場や夜の街で「志村けん」を演じ、最後まで周囲を笑わせ続けた志村さんだったが、コロナ感染により入院からわずか10日で逝ってしまった。
■「お別れの会」は開催のメド立たず
亡くなった直後に始まった「志村友達」(フジテレビ系)は今月23日に終了。加藤茶、ダチョウ倶楽部、いしのようこ、吉幾三、優香といったゆかりの人物がゲストで登場し、往年のコントを見る番組だったが、終了してしまったことで、志村さんの最後の「冠番組」も姿を消してしまった。