著者のコラム一覧
桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

志村けんさん死去1年 ファミリーは今も“だいじょうぶだぁ”

公開日: 更新日:

 志村けん(享年70)が亡くなって1年あまり。先日も7月に故郷の東京都東村山市の西武線東村山駅前に設置が予定されている銅像のポーズが「アイーン」に決まったと話題になったばかり。クラウドファンディングで制作費を募ったら目標額2400万円を超える支援が集まったというから、亡くなってもその人気ぶりは変わらず、だ。

 フジテレビは火曜深夜に過去に放送された志村のコントのVTRを見ながら、ゆかりの人たちとトークする「志村友達」を放送している。あの世に行ってもレギュラーを持っているのは志村くらいのものだろう。2日と9日には優香が出演し、一緒に演じたコントを見ながら「もう、よくわからない気持ちになっちゃいますよね……」「懐かしいけど、今、見ても楽しいです」と泣き笑い。

毎晩のように飲み歩いた千鳥・大悟は絶好調

 晩年、志村と毎日のように飲み歩いていたといわれている千鳥大悟が優香に「飲んだ数と同じだけ『優香はいいよなあ』って言っていた。何回聞いたか」と暴露。2人は息もぴったりで、31歳の年の差もなんのその、プライベートでも噂になったほど。

 以前、優香が出演した舞台「酒と涙とジキルとハイド」を見に行った際、ロビーに大きな花が飾られ、そこに「優香さんへ 志村けん」と書かれていた。グラドルだった優香の才能を見抜き、育てた志村には恋人のようでもあり、娘のような存在だったのだろう。

亡くなって1カ月後、優香はママになった

 2016年にNHK「ちかえもん」で共演した青木崇高と結婚。志村が亡くなった1カ月後に第1子を出産したので、志村は優香がママとなったのを知らない。今は優香が夫婦で共演するトヨタのCMも話題になっている。

 他の志村ファミリーはどうか。

「志村友達」のMCを担当しているのはアンタッチャブル柴田英嗣と大悟だが、柴田は19年、コンビでの活動も再開し、4月からサンドウィッチマンテレビ朝日お笑い実力刃」のMCに起用された。

 優香の前に寵愛を受けていたと噂された、いしのようこも朝ドラ「おちょやん」で存在感を見せている。島崎和歌子は「私はヤられてないからね」とぶっちゃけ、「オールスター感謝祭」や「人生最高レストラン」(ともにTBS)で活躍中。

磯山さやかは茨城県の郷土大使を務める

 舞台「志村魂」で長年共演していた茨城出身の磯山さやかは「ケンミンSHOW」をはじめ郷土色豊かな番組に重宝され、いばらき大使を務め、「高田文夫のラジオビバリー昼ズ」の金曜レギュラーを担当している。

 露出が極端に減ったのは桑野信義。あまりに顔を見ないので思い出そうとしたら空気階段の鈴木もぐらになってしまいそう。事務所の公式サイトを見たら19年の舞台「志村魂」以降更新が止まったまま。ブログは更新しているようだが……。

 志村ファミリー、「だいじょうぶだぁ」ってことで。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末