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細田昌志ノンフィクション作家

1971年、岡山市生まれ、鳥取市育ち。CS放送「サムライTV」キャスターから放送作家としてラジオ、テレビの制作に携わり、ノンフィクション作家に。7月に「沢村忠に真空を飛ばせた男 昭和のプロモーター・野口修評伝」(新潮社)が、第43回講談社本田靖春ノンフィクション賞を受賞。

“民放の雄”TBSが昭和43年、午後のワイドショー戦線に参戦

公開日: 更新日:

 タイトルに「おんな」とうたうくらいだから、女房役の女性司会者もバラエティーに富んだ布陣が据えられた。火曜・吉村実子(女優・芳村真理の実妹)、水曜・伊吹友木子(女優)、木曜・水森亜土(マルチタレント)、金曜・女性アナウンサーという面々である。

 問題はトップバッターとなる月曜の女性司会者である。帯番組にとって月曜の出演者とはいわば番組の顔である。新番組を牽引するエース的存在が求められた。その上、立川談志のパートナーでもある。生半可なタレントでは持たない。

 そこでTBSが白羽の矢を立てたのが、司会経験のない“若き銀座のマダム”山口洋子だったのだ。  =つづく

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