ひろゆき人気上昇中でホリエモンとの溝は埋まらず…毒舌家2人の決定的違い
匿名掲示板「2ちゃんねる」創設者の「ひろゆき」こと西村博之氏(44)が、ここにきて露出を増やしている。
気になるのが、ひろゆきと人気を二分し、盟友といわれた実業家の「ホリエモン」こと堀江貴文氏(48)との関係だ。3月に決裂して以来、絶縁状態が続いているという。
「きっかけは昨年9月、ホリエモンが炎上した広島県尾道市の餃子店でのマスク騒動です。ひろゆきは、騒動の余波で休業に追い込まれた餃子店の救済のため、クラウドファンディングでの支援を呼びかけました。これに激怒したホリエモンに、ひろゆきは“少し言い過ぎたかも”と反省の色を見せていたものの、長年続いていた対談連載は休載に追い込まれるなど、2人の関係は修復されていません」(ワイドショー関係者)
対談のほか共著を出すなど、2人の蜜月関係は続いていたが……。
<(ひろゆきを)真っ当だと思ったことはあまりありません。人を小馬鹿にしてイジることが生き甲斐の人だと思ってます>
<生まれてこれまでひろゆきと親友だったことは一度もありませんよ。お仕事をしたことはありますが。いわゆるプライベート的な場所でも会うことはありませんし>
<(騒動の)一部始終を知ってるくせにさらに俺を窮地に追い込むので性格悪すぎと思って嫌になりました>
ホリエモンによるひろゆきへの一方的な絶縁宣言というのがもっぱらだ。
ひろゆきはなぜ人気者になれたのか
Twitterなどでニュースに独自見解を述べたり、論客との議論は炎上することもたびたびのひろゆきには、相手を淡々と言い負かすことで「論破王」との異名も。どちらかというと、これまでは主に若者ウケしていたアングラな存在だったが、今やお茶の間にも知られる存在に。
3月に終了した情報番組「グッとラック!」(TBS系)ではレギュラーコメンテーターを務め、さらに、「ABEMA Prime」(AbemaTV)に続き、7月6日からスタートした新番組「乃木坂に、越されました~AKB48、色々あってテレ東からの大逆襲!~」(テレビ東京系)でもMCに就任。
他にもベストセラー作家、インフルエンサーの顔もあり、各業界からひっぱりだこでまさに“無双状態”だという。
「24万部突破している『1%の努力』を始め、ひろゆきさんのビジネス書、自己啓発書は出せば5万部は売れるので、各社が奪い合いの状態です。こちらの要望にもうるさいことをいわないので、とても仕事のしやすい人です」(書籍編集者)
現在、フランス・パリ在住のひろゆきは、ビールを飲みながら視聴者の質問に答えるライブ配信をたびたび行っている。自らのYouTubeのチャンネル登録者数は112万人(7月14日現在)と、並のユーチューバーをはるかにしのぐ影響力だ。
一方のホリエモンも宇宙事業や飲食事業をはじめ、オンラインサロンなどで周囲を巻き込みながら、やりたいことをどんどん実現させていく姿に共感する若者が多いという。
実際に、ホリエモンは「俺はやりたいことがあって、実現するために反対意見に対して議論するんだけど、ひろゆきは議論したいだけなの」と、動画でひろゆきとのスタンスの違いを明言。
歯に衣着せぬ発言など、似た者同士と思われた2人だが、
「ときには感情的になって怒りをあらわにすることが少なくないホリエモンに対して、ひろゆきはわざと相手を挑発するかのように議論をふっかけることもありますが、あくまで持論を淡々と展開し感情的になることはほとんどありません。視聴者からの質問に割と親身になって回答したりと、ときにはやさしい一面ものぞかせることも」(前出・ワイドショー関係者)
おちょくるひろゆきを、ホリエモンが相手にしなくなったというのが現状のようだ。
(取材・文=小橋ケースケ)