著者のコラム一覧
原田曜平マーケティングアナリスト・信州大学特任教授

1977年、東京都生まれ。マーケティングアナリスト。慶大商学部卒業後、博報堂入社。博報堂ブランドデザイン若者研究所リーダーなどを経て、独立。2003年度JAAA広告賞・新人部門賞受賞。「マイルドヤンキー」「さとり世代」「女子力男子」など若者消費を象徴するキーワードを広めた若者研究の第一人者。「若者わからん!」「Z世代」など著書多数。20年12月から信州大特任教授。

ひろゆき氏が提言「国家の未来と個人の幸せは別の話」

公開日: 更新日:

 消費増税、政権の不祥事、悪化する日韓問題、台風災禍……。日本で生きる庶民を襲う不幸の数々に特効薬はないにしろ、せめて症状が和らぐ“処方箋”はないのか。日本におけるネット界のパイオニア・ひろゆき氏に訊く!

  ◇  ◇  ◇

原田 海外との比較から日本に明るい未来は来るのかというお話の続きです。状況はやっぱり厳しい?

ひろゆき 逆に「日本はこれから良くなるよ」と言っているまともな人っているんでしょうか(笑い)。経済指標を見ても日本に明るい未来はないし、少子化は進み、高齢者は増えている。どう解釈したらこれから良くなるのか。

原田 では日本のターニングポイントはいつ頃だったのでしょうか。もし立ち戻れるならどのあたりに?

ひろゆき 個人的な見解ですが、経済的なターニングポイントは堀江貴文さんの逮捕かもしれないですね。彼は「金儲けは正しい」と公言したことで世間に嫌われてしまった。しかも、その手段が当時はまだ多くの人たちがよくわからないIT。明確に法律を犯したわけではないのに、いきなり逮捕され実刑を受けてしまいました。堀江さんの逮捕で「お金は社会にとって必要だ」という至極当たり前の話が無視されるようになってしまったんじゃないかなと。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド