「日本沈没」初回15.8%でTBSホクホク 韓流お手本にNetflix世界同時配信でさらにガッポリ!
しかし、それ以上に同業のテレビマンを驚かせたのは、同ドラマが放送直後の深夜0時から毎週1話ずつ「Netflix」で配信されることが発表されたことだった。さる民放編成関係者はこう言って悔しがる。
「TBSに一歩先を越されたという感じです。NHKを除き、日テレやテレ朝、フジもあの手この手で自社のドラマをNetflixに売り込もうと交渉を続けていたからです。まんまと出し抜かれました」
そもそもTBSがお手本としたのが韓流ドラマの手法だという。メガヒットを記録した「愛の不時着」「梨泰院クラス」などの人気作品は韓国で地上波での1話の放送が終了してから、わずか1時間後にはNetflixで配信されるというスピード感を実現している。
「Netflixでの“ほぼ同時配信”によって、次回以降の地上波の視聴率にはね返るという“エビ反り現象”がヒット作においては必ず起こるようになったんです。新作ドラマをリアルタイム視聴するコアなファンは、見逃していた作品でも、配信で見て興味を持てばリアルタイム視聴に戻ってくる傾向がある。さらに配信によって、地上波で視聴率が取れなくとも制作費の保険となります。コンテンツを提供することでNetflixから権利金が入るうえ、世界中に配信されることで、他国でメガヒットになる可能性も広がりますから」(韓流ドラマ事情通)