フジ退社の久慈暁子アナ 評判イマイチでも「第2の田中みな実」になれるか
フリーアナ供給過剰といわれる今、果たして転身は成功するか。
今春、フジテレビの久慈暁子アナ(27)が、5年の局アナ生活にピリオドを打ち退社する。
2017年入社。1年目の7月、同局のエースアナの登竜門である“パンシリーズ”が3年ぶりに復活し、「クジパン」として10代目MCに。同年「めざましテレビ」のスポーツキャスターに就任。入社前は、「non-no専属モデル」や「旭化成」のキャンギャルを務め“第2のカトパン”として、局の期待は大きかった。
しかし21年3月「めざましテレビ」のメインの座を1年後輩の井上清華アナ(26)に奪われ、自身は「めざましどようび」に回った。同年4月には文春に“女子アナステマ騒動”に関係した7人のうちの1人と報じられイメージダウン。“出世コース”を外れたことが退社の理由と報じられている。さらに“天然”ではあったが、臨機応変なバラエティー対応力もいまひとつという評価もあった。
今月末に放送予定の「さんまのお笑い向上委員会」(フジ系)の「久慈アナ番組卒業記念回」の収録中には“号泣事件”が勃発。お笑い芸人の「鬼越トマホーク」に、口論を止めに入った人に逆ギレするお約束の展開で「うるせえんだよ、おまえがフジテレビやめたって1ミリも痛くねえんだよ!」と言い放たれ号泣。明石家さんまが自身のラジオ番組で明かしたところによると、さんまからも「おそらく八木(亜希子)や加藤(綾子)だったら、それを(言い)返せると思うで」とダメ出しされてしまった。
起爆剤が必要
しかし、担当番組をすべて降板し、古巣との関係を一切断つ格好での退社は、潔いのか無謀なのか。さるキー局関係者はこう話す。
「元フジテレビの女子アナが在籍するセント・フォース系列のフォニックスには行かないようです。もともとモデルやグラドルを擁する事務所にいましたから選択肢は広いのではないか」
女子アナウオッチャーの松本京也氏は「彼女はアナウンサーにこだわる必要はないのかもしれません」としてこう話す。
「ビジュアルは圧倒的にいいのでモデルなどでは活躍できると思いますが、キャラも確立していないし、知名度もまだまだです。フリーアナとしては、このままだと尻すぼみになってしまうのではないでしょうか。フジで優遇された立場にありながら、結果を残せなかったわけですから、相当なチャレンジが必要になると思います。田中みな実? 今の彼女は、田中とは全く違う立ち位置だと思いますよ。ぶりっ子キャラから女性人気を獲得していった田中のように、何か大きなキャラ変とか、起爆剤が欲しいところです」
クジパンの挑戦はこれからである。