NHK朝ドラ「ちむどんどん」が放送開始1カ月でも…まだ“ワクワク”できない理由

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「父の死で生活に困窮したはずの一家が、7年後になり、黒島さんが登場してからは、大して困っているようには見えなくなっている。〈どうやって生活していたの?〉という疑問が、視聴者にはどうしても引っかかるようですね」

 あまりに早すぎた父の死と、その後の一家の生活ぶりに視聴者が混乱。とはいえ、前作の「カムカム」でも、早い段階で上白石萌音(24)演じる安子の夫・稔(松村北斗)が戦死という展開はあった。

あの死は、すでに稔さんというキャラクターがお茶の間の心を掴んでいたからこそ効果的だった。安子と稔の恋の紡ぎ方が繊細だったため、安子目線になっていた視聴者はグッと引き込まれたんです。ところが『ちむどんどん』での父の死は、まだキャラクターに馴染まないうちだったので、見ている側は引き込まれるというより、唐突感が否めなかった」(エリザベス松本氏)

 もっとも、ある脚本家からは「『ちむどんどん』は食がテーマです。グルメドラマは人気ですから、おいしそうな料理が次々と登場するようになれば、視聴者も引き込まれていくのでは」なんて指摘も。

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